あげちゃん

RENT/レントのあげちゃんのレビュー・感想・評価

RENT/レント(2005年製作の映画)
4.0
RENT=家賃
生活・ジェンダー・思想・HIVに苦悩する若者たちを描いたミュージカル映画。
扱われるテーマは重いものだが懸命に生きる若者たちの姿が眩しく、重さをさほど感じさせない。また、ロックやポップ調のミュージカルシーンが多く、少し間延びしてはいたが楽しめた。

「seasons of love」
https://www.youtube.com/watch?v=hj7LRuusFqo

挿入歌であるこの曲はコーヒーのCMソングとして聞き馴染みがあったが、何気なく聞いていたばかりで意味合いを知って衝撃的だった。こんなにも深い曲だったとは…
1年を普遍的な時間軸に囚われたただの1年ではなく、愛のある1年にするための生き方を見つけよう。生を無駄にしないために。そんなメッセージを感じた。

この映画を見る際には、削除された別エンディングも見るのがオススメ。観客のために迎合していないため、むしろ制作意図がよく伝わる。
あげちゃん

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