三好毅志

アルゴ探検隊の大冒険の三好毅志のレビュー・感想・評価

アルゴ探検隊の大冒険(1963年製作の映画)
4.5
ハリーハウゼンは神。日本で神格化されてる円谷特撮も歴史を紐解けばハリーハウゼンの後追いとわかる。スクリーンで見られる機会はもうないと思い見に来たが、やはり驚異的だった。巨像テイロスやヒドラの動きはストップモーションアニメ特有のたどたどしさを感じたがガイコツ剣士のなめらかな動きは圧巻。ここにすべてを賭けたのだろう。映画のストーリーは神話をほぼお構いなしに改変しまくってる。だったらもうちょっと納得感のある脚本にしてほしかった(笑)オリンポスのパート、特撮のないパートの演出・編集、あまり出来の良くない音楽など、B級感の漂う要素も多い。ハリーハウゼンの神業を鑑賞するための映画、と割り切ることが必要かも。
三好毅志

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