たにたに

アルゴ探検隊の大冒険のたにたにのネタバレレビュー・内容・結末

アルゴ探検隊の大冒険(1963年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

【優れた特撮技術と神々の遊び】
2023年81本目

ペリアスによって征服された古代都市。
その中で、ヘラの加護を得て生き残ったまだ赤子の主人公イアソン。
イアソンはペリアスにとって反乱分子になると予言されていたものの、生かしておいた。

時は経ち、イアソンが動き始める。
ペリアスは彼があの時の赤子だと気づくと、世界の果てにある「黄金の羊の毛皮」を探すように勧めるのだ。どうせ命を落としてしまうだろうという魂胆だ。ついでに自分の息子も同船させていざ出発。

アルゴ探検隊の冒険が始まる。

東京タワーぐらいあるんじゃないかという銅像が怒りで動き出し、ここから特撮技術の素晴らしさを目にする。
船を持ち上げ突き落とす。
人間を踏み潰さんと襲ってくる。

途中切り立った崖の間を通過する時には、岩が暴れ出し船もろとも沈めようとしてくる。
ヘラの助言により、イアソンらは海から現れるトリトンに助けられる。

また、終盤では骸骨剣士が現れイアソンと戦うのだが、このシーンにはストップモーションアニメーションが使われ、このシーンだけで3ヶ月もかけて撮影されたとな。

1963年の映画であるものの、今見ても遜色ない特撮、合成の技術である。

お話としては、黄金の羊の毛皮は世界に平和をもたらすということだが、果たして。
誰かのものにならないほうが良かったのでは?
たにたに

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