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掠奪された七人の花嫁のMaoryu002のレビュー・感想・評価

掠奪された七人の花嫁(1954年製作の映画)
3.8
山奥で生活するアダム(ハワード・キール)は町でミリー(ジェーン・パウエル)と出会い結婚し、6人の弟たちにも女性との交流を勧める。弟たちは強引に娘たちを掠奪し、街の人々の反感を買うが、数か月経つと娘たちは町を戻るのを拒否するのだった。

とても楽しいミュージカル。多少でもミュージカルに興味がある方々には、中盤の町でのダンス対決は絶対に観て欲しい!それがこの映画の全てと言ってもいいだろう。
アクロバティックなダンスは絶品で、これまでに観た数々のミュージカル映画の中でも、ここでのダンスは飛び抜けている。
最も目を引くのが、「ウエスト・サイド物語」でジェット団のリーダー、リフ役もやっているラス・タンブリンだ。

逆にその他は意外とまったり。
誘拐される娘たちは意外と楽しそうで、すぐに兄弟たちに心を許す。これも一種のストックホルム症候群だろうか。笑

ラストは「俺がスパルタカスだ!」を思わせる「私の赤ちゃんよ!」が笑える。
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