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掠奪された七人の花嫁のとぽとぽのレビュー・感想・評価

掠奪された七人の花嫁(1954年製作の映画)
3.5
ずっと見たいと思っていた作品だった分、予想や期待を超えることはなかったけど普通に楽しめた、カラフルでチャーミングなスタンリー・ドーネン監督によるミュージカル映画の良作♪
長男アダムのまさかのスピード婚から始まる!知らずに嫁いでいきなり夜8時には就寝する赤毛兄弟の面倒見ることに。50年代に作られた1850年代山中を舞台にした作品、それはノスタルジーどころか今となっては二重の意味で歴史の男尊女卑の時代のレディファースト。紳士とはなんぞや。けど主人公ミリーの教えに素直に従って、相手に卑怯な手で喧嘩をふっかけられてもそれを守ろうとするなど素直な野蛮人?いや、知らなかっただけのピュアボーイズ。初めて出席したパーティーで女性たちを取り合うダンスシーンに身体能力の高さにハッとさせられる目を見開かされるような思いだし、冬になって辺り一面白銀の世界広がる中で歌う曲のシーンのそれぞれが働きながら歌うのも素晴らしく魅惑的だった。
恋煩いで胸が締め付けられるなら奪い去ればいい?とんでもないローマ人理論にビックリ。女たちを黙らせるんだ、雪崩になる。さらに季節は巡り、まさかのチャンチャン♪…と言いたくなるようなハッピーエンドまで微笑ましい。
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