NHK BSの『プレミアムシネマ』で鑑賞。
700マイル（1100km）の大陸横断ホースレース出場者・支援者・観客が織り成すドラマ。
一儲け狙う者、名誉を得たい者、粋がる者、腹に一物ある者。さまざまな事情の参加者たちによる過酷なレースの中での駆け引きと対立と、稀に見せる協力がアツい。無礼でクソ生意気なカーボ（Jan-Michael Vincent）の成長と、ミスター（Ben Johnson）の悲哀が個人的には見所。動物に優しく、馬を疲弊させるだけのレースを好ましく思ってないクレイトン（Gene Hackman）が参加を決める経緯の描写だけちょっと足りないかな？
「なぜ題が“Bite the Bullet”なのか？ 当て嵌まるのはメキシコ人（Mario Arteaga）だけなのに……」と思っていたが、“bite the bullet”（痛みや苦しみに耐える）という英語の言い回しと掛けているらしい。
