junior009

ミストのjunior009のレビュー・感想・評価

ミスト(2007年製作の映画)
3.7
言わずと知れた鬱映画。
霧の中の何かが出てこない時でもハラハラドキドキさせられる。
人間の愚かさ。誰が正しくて間違っているとか判断が付かない状態で、自分が安心する為に縋ったり傷付けたり。現代SNSでも珍しくない光景だよなぁと思う。
見た目によらず勇敢な心をもっていて理性的で仲間思いなオリー、観るたび好きになる。こういう大人でありたい。
観ているこちら側としては「まんまとやられた」感の強いラスト、原作とは違うけどキングも賞賛したのだとか。
終盤あの時点で最善を尽くしたと評価するには早すぎた、でもそんなの極限状態の彼らには分からない。短髪の女性も運良く生き延び子供たちと助かったけど、助かるかどうかなんてあの時は誰にも分からなかった。絶望の中にいても最後の最後まで希望を捨ててはいけないって事だよなぁと思う。
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