朔

ミストの朔のネタバレレビュー・内容・結末

ミスト(2007年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

大きな嵐の後、突如発生した町を覆うほどの霧。その霧の中に何かがいる…?

救いのないラストがとにかく良かった。突如霧が発生し、化け物が現れ、スーパーに閉じ込められるという悲惨な状況下でも、常に自分を犠牲にして周りを助けようとしていたデヴィッドにとって、これ以上ない惨い最後やったと思う。ラストシーンまで、危険を犯してでも周りを助けようとするデヴィッドに共感出来なかったけど、そんなデヴィッドが描かれていたからこそラストの衝撃がすごかった。

スーパーでの極限状態まで追い込まれた人間の様子が面白かった。追い込まれるとやっぱり何かに頼りたくなるんやなって。あとオリー頼りになりすぎた。

パニック系って最初はモンスターに蹂躙されるけど、結局強い人間出てきたりしてモンスターどんどん倒しながら進んでいくイメージで、これまであんま好きじゃなかった。この作品も霧の中にモンスターいるとは思ってなくてパニック系と知らずに観たけど、デヴィッドたちにとって最後までモンスターは戦わず逃げるべき存在やったし、終わり方が好きすぎたしで観てよかったと思う。
朔