その一瞬の決断と行動が、どう出るか…
後味最悪胸クソ映画として名高いミスト(´・ω・`)笑
ホラー系は苦手だから一人では絶対見れない!と決めてたけど、ちょっと人数が集まったのでええいっと勇気を出してようやく鑑賞。
田舎町を襲った未曾有の雷雨。停電で電話もつながらない状態の中、必要物資の買い出しに出かけた父子。
その間に町には奇妙な霧(ミスト)が流れ込み、外に出た者は何者かに襲われてしまう…
ここからどうしてもネタバレっぽくなりますが…!
まず、ミストの到来と共に訪れた「何者か」。ナウシカの世界みたいな巨大化した虫説とか、異次元からやってきたクリーチャーとか色んな説があるっぽいですが、とりあえずきもい。まあきもい。
でもきっと監督が描きたかったのは、「集団心理の恐ろしさ」とか「決断と行動の重さ」なんじゃないかなぁと…(´・ω・`)
スーパーに篭城した数日間。浮き彫りになるのは…
地元民とよそ者の確執…
学歴のコンプレックスと職業差別…
宗教と科学の対立…
人間の心の弱さ…
それにつけ込もうとする人間の醜さ…
映画のほとんどはスーパーマーケット内での密室劇です。あーやだやだ人間って。ってなります(´・ω・`)笑
主人公は息子を守るために常に最善の行動をとっていたはず。
先の見えない霧の中でも、必死に目を凝らして最悪を想定して進んでいたはず。
それでもその霧は想像以上に濃くて、誰にも予想できなかったラストが、ただただ絶望的に全身を覆います。
まともに見えた主人公も、最後は心がやられていたのかも…
ちょっと引っかかるのは、みんなそれをすんなり受け入れちゃったことと、最初にスーパーを後にした短髪のお母さんと対峙するシーン。
あれは皮肉を煽るための都合のいい演出じゃないですか…!!??笑
息子との約束は守った。
あの後の世界に幸せがあるとも限らない。
そんなことを言い聞かせながら、鑑賞後はアナ雪のミュージカルシーンをかけて必死に色々忘れようと努力しました(´・ω・`)笑