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太陽の中の対決のpasatiempoのレビュー・感想・評価

太陽の中の対決(1965年製作の映画)
3.5
初見。
 交通網が馬車から鉄道に切り換わる西部開拓時代末期、先住民族(アパッチ)に育てられた白人ラッセル役としてポール・ニューマンが主演する異色の西部劇。

 白人がアパッチの土地を奪いながら迫害を見てきたラッセル。白人であるもののアパッチの心を持つので、白人に対し好意が持てないのが表情によく表れている。
 
 男女7人が相乗りで馬車に乗り町を出る事に。
 ラッセルの出生をよく思わなかったり、アパッチへのお金を横領し意気揚々贅沢な生活をする夫婦、と白人の言動や行動を反感しラッセルが態度で示す。

 保安官の裏切りと強盗で荒野に放り出された白人達は何も出来ず、経験豊富なラッセルに従うしか選択が無く素っ気ない態度を取るラッセルが印象的。

 ラストはシンプルも彼女に侮辱されながらも最後は命を惜しむこと無く助ける姿にテーマが集約されてます。
 差別や迫害など米国が抱える問題がしっかりあるので観終わって考えさせられるものがあります。


視聴環境:字幕、ノーカット
パンフ:未保有
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