ジム・シェリダン監督自身の
喪失と渡米、
そして再生の半生を基にした映画。
わりとずしっとくる作りでした。
家族は仲が良いほうで
姉妹がとにかく可愛いので救われますが
ほとんど裸一貫で
アメリカで生き延びようとする危うさが
全体に滲んでいて。
あたしも8年住みましたが
他のアメリカ映画より
現実を嗅げる描写が多かったなあ。
にしても
3つ目のお願い事…
あんなん泣くわ!(笑)
あたしが思っていた
きっとこれを願うんだろうな、は
まるっきりのハズレで
そうきたかぁぁぁあ!からのボロ泣き。
それから
隣人マテオの
ハロウィンのセリフ。
「幸せなときはなにも言わない」
あれはよかったですねえ。
恐怖を否定するのではなく
うまく逆手にとって
安堵を与えられる大人、
とてもステキだと思います。