wakana

イン・アメリカ/三つの小さな願いごとのwakanaのレビュー・感想・評価

4.0
in america


『マイ・レフト・フット』『父の祈りを』のジム・シェリダン監督作。

アイルランドからN.Y.に来た家族の生活を描いている。

売れない俳優の妻を演じたサマンサ・モートンはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

脚本は実の娘ナオミ&カーステン・シェリダンと実体験をベースに書き上げている。

画家を演じるジャイモン・フンスーも好印象を残しているが、映画の中でも姉妹を演じたサマ&エマ・ボルジャーの実際の姉妹の愛らしさがこの作品の一番の救い。

出店でE.T.のぬいぐるみを賭けた射的のシーンなんかスゴイ緊張した~!!

その『E.T.』が月をバックに自転車のシルエットで飛ぶシーンや『怒りの葡萄』の1シーンも登場する。

辛い現実を見据えながらも感動を味わえる珠玉の作品。

(NHK BS 11「衛星映画劇場」)
wakana

wakana