900本記念レビュー!
私も超メジャー名作を置くことが多い100区切り。
今回は隠し球と言うか、あまり世間的にはメジャーではない、でも、私の珠玉の一作をチョイスしました。
この映画に対する外の評価→賞やベストテンやスコアも気になりますが、
この作品に関しては、それよりも、僕の内にある、「僕がずっと愛し続けるから!」という強い気持ち、強い愛を持ち続けているから平気だ!
こーゆー思い込みの深い映画って、再見時に、「あれ?初見の感動が来ないな?」て作品もなくもない。
だから、昨日900を飾るにふさわしい一本なのかを確かめたくてドキドキしながら再見した。
でも、全然杞憂。
初見以上に感動し、また新たな魅力を発見し、ますます好きになりました!
ある脇役のキャラクターにも心奪われました!
ラストのあの一言で、前回以上に大号泣をして、早朝のリビングで声を上げてしゃくりあげてしまった!^^;
夫婦に娘2人の4人家族。アイルランドからアメリカに渡るところから物語は始まる。移民である。
ファーストカットは、焦点の合わないもやっとした映像。
すぐにそれは長女クリスティの撮影しているホームビデオだと分かる。ナレーションもクリスティの内声。
サブタイトルにもなっている「3つの願い事」
その1つをなんと、映画開始数分で使ってしまう。
この願い事が当然のことながら重要な役割を果たし、最後に大きな大きな感動を運んでくれるのだが、決してファンタジーな非現実な願い事ではないのだ。そこがまたいい!
この願い事といい、「E.T.」、ハロウィン、ビデオカメラ、全てのパーツが本当の優しさの融合で、実に見事に結ばれている。なんとうまい脚本か!
想いが強い映画って、感情が先走って、詰まって、上手く書けない。
だから、未見の方に、さらに本作の見処を3つ!
①下手な映画は悲しみの場面で、悲しい音楽流して、悲しい演技をさせる。
でも、本当に深い悲しみは、突然やってくるんだよ。楽しいことやってる時に突然!
それをちゃんと見てるんだよ、子どもたちが。
両親の悲しみを背負わなくちゃいけない子どもの悲しみ。
お父さんが売れない役者という設定も実に生きているあのシーン!
②子どもは家族のお荷物や親に世話してもらうだけの存在じゃないんだ。
ある時は家族を子どもが支えるってことだってあるんだ!
③これは書けない。もし、僕と同じようにこの映画が大好きな人とコメント欄で語り合いたいな!
本当のホンモノの、ハートフル映画!
ぜひ、ぜひ、未見の方はご覧になってください!