初めて見ます。
と思っていたのですが、
エイリアンに寄生される眼鏡の男だけは覚えていました。
テレビで見たことがあったようです。
完全版を見ようと思ったところ、
冒頭で監督が出てきて、劇場公開版がディレクターズカットで、
完全版はおまけだと言うので、
数分間見たところで、思い直して、劇場公開版を見ることにしました。
違う映画かと思うくらい冒頭が違いますが、
劇場公開版の方が確かに良さそうです。
従来作では、シガーニーの身長について気にしたこともなかったですが、
本作で感じたのは、まずシガーニーがでかいこと。
これまでで一番スタイリッシュでカッコイイですね。
クローン人間で、かつ、エイリアンの血が混じっていて、
いわば寄生獣の新一状態とも言えるのですが、
吹っ切れていて、獣性を秘めていて、なおかつエイリアンへの母性愛を持つなど、
キャラクターとしても面白く、それをまたシガーニーがよく演じています。
前作で主人公は自決しますが、
艦内に残された遺伝子から主人公をクローンとして復活させたということですが、
胸に寄生したエイリアンごと復活してしまうという馬鹿設定です。
ですが確信犯的に潔いので、
逆にその発想はなかったわと感心してしまいます。
こういうことは案外アメリカ人は批判を恐れてやらないような気がします。
終始、厳密でなくても面白ければいいじゃんという感じで、
実際にテンポが良く面白いのでなんの文句もありません。
登場人物のキャラクターも、多彩で楽しいです。
実験標本が並ぶ、バイオハザード的な雰囲気も好きですね。