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ドッグヴィルのaiのレビュー・感想・評価

ドッグヴィル(2003年製作の映画)
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2023年、231本目。

平面に小道具しか並べられておらず、壁のない世界はまるで舞台を観ているようだった。
余計な情報がない故に剥き出しの人間性が心に刺さる。
人の美しさと薄汚さを同時に見せられて、思わず吐き気がした。
人間の醜さに怒り心を掻き乱されるが、慈悲深い彼女の最後の決断はただ虚しい。
ここまで心を開き、誠意を見せて接した結果がこれか…と。
前情報をほぼなしで観たから、鑑賞後のHPがマイナスまで削られてしまった。
個人的には「ダンサー・イン・ザ・ダーク」よりずっと深く胸をえぐられた。
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