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ドッグヴィルのntmのレビュー・感想・評価

ドッグヴィル(2003年製作の映画)
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エンドロールで大量に流れる人々の写真が衝撃だった。この映画の最後にこれを見ると、写真に写る人の内面を想像してしまうのだった。貧しい生活とか争いの悲惨さとかそんな上っ面じゃなくて、そこに生きるこの人たちも醜悪さを持っているかもしれないと想像させる。そうすると、その生活の悲惨さが立体感を持って現れてくる。すごい。
正直、ラストの展開はスカッとしてしまったけど、スカッとしていいの?とも思い、救われない気持ち。
環境がそうした、と罪を犯す人に寄り添うことは、傲慢なのか。人間がもつ弱さや醜さはどう扱われるべきなのか
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