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ガール6のMoviePANDAのレビュー・感想・評価

ガール6(1996年製作の映画)
3.1
『タランティーノ、マドンナ、ナオミ・キャンベル等豪華キャストの出演も楽しいスパイク·リー異色のコメディ!』

主人公を演じるのは『バッドボーイズ』2作でマーティン·ローレンス演じるマーカスの奥さんを演じていたテレサ・ランドル。そのテレサ演じる新人女優のジュディは、生活の為テレフォン・セックスの仕事を始めるが、常連客を得るなどそっちの仕事の方が軌道に乗り始めてしまい…というお話。

この映画はジャケ借りしました(‘∀‘ )
そしたら、監督がスパイク·リーでビックリ!スパイク·リー初期の映画は割と観てたのですが、人種問題を扱ったりと重めの映画も多かったので、「こんな映画も撮るんだ!」と驚きました。

テレフォン・セックスの仕事と言っても、事務所みたいなところで電話で演技するだけ。なのでいやらしさは感じません。“ガール6”と命名された主人公は、ボスのリルから「相手の話に耳を傾け、親身になってあげるのが成功のコツよ」と言われ仕事に励むのですが、女優の卵だけあってそこで才能が発揮されていくとこが面白い!人気が出た“ガール6”、ついにはマドンナ演じるベテラン“ボス3”からの助言でアパートに電話を引いて自分の部屋で応対します(笑)ただ、人気があるがゆえに危ないやつに狙われるハメになってしまう彼女。ここはサスペンスな演出でちょっと怖い!さて、悩んだ彼女は“ガール6”を続けるのか、売れっ子女優の夢を目指すのか?

冒頭、タランティーノが出てきて脱ぐように言われるのですが、オーディションってそんな事もしちゃうんだろうか?そこで断ってしまったからこそ、
テレフォン・セックス道に励む事になるのですが。それにしても、出てくるキャラが多彩で楽しい映画です。豪華キャストが出たり、タトゥーロがぶっ飛んでたり、監督は主要キャラ演じたりしてます。この頃は、出たがりだったのよね、この人。

そんなスパイク・リー監督、コメディでも“らしさ”は健在で、エレベーター落下の場面とか画として印象に残る場面を入れ込むのはさすが!ちなみに監督、この映画の作りとしてヒッチコックの『めまい』を意識してるらしいです。

女性陣の電話口での演技見るだけでも楽しい映画ですよ(^o^)/
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