50／50 フィフティ・フィフティのヤムチャンのレビュー・感想・評価

ガンという闘病において、死に直面した時、周囲の無条件に愛を与えてくれる人の大切さに気づかせてくる。前夜、手術室へ向かう不安ボルテージが最高潮の親友・親子の会話は照れくさいけど伝えられない後悔を残すよりは惨めったらしく曝け出したい。言葉より感情を。
何も気にせず日常を送っている中で鬱陶しいと思う人程、ひとりになる時に励まされ支えられる。元恋人なんかは看病して支えると豪語しておきながら、長期戦になると他人事、口先だけであっさりと別れていく始末の悪さ。裏切らずに寄り添うことの大切さ。