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50/50 フィフティ・フィフティのminのレビュー・感想・評価

4.0
月曜の夜から泣いた。

主人公はガンの中でも珍しい脊髄の癌を患うこととなる27歳の青年。5年生存確率は50%でありそれがタイトルにもなっている。

クールで穏やかな主人公は、普段から感情を爆発させることがない。そんな彼も抗癌剤投与仲間に死が訪れたり、抗癌剤投与の効果が出ない自分に、爆発させたくない感情をふりしぼらずにはいられない。それが観ていてとても苦しかった。

でも、そんな彼も変わっていく。
「親は替えられない。だから自分が変わるの。接し方を変えるの。」
という新米セラピストの言葉がこころに残った。替えられないことに対して自分が変わることは、病に対しても親に対しても同じで、視点を持つだけでも違ってくる気がする。

それにしても、親友のカイルはなんていいやつなんだ。カイルの汚部屋のシーンが思いがけず1番泣けましたよ。
1時間40分があっという間でした。
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