ウォン・カーウァイ監督が1990年に手がけた長編第2作で、1960年代の香港で若者たちが織り成す恋愛模様を疾走感あふれる映像美で描き、カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた青春群像劇。
終始映像が暗めで内容も暗め。
モテモテの拗らせ男子が拗らせたまま暴走していく様子が描かれる。
映像としてはジメッとした雰囲気。
湿気と汗と雨がたっぷりな香港ムービー。
でも、カッコいい映像。
特にフィリピンの密林は印象的で、記憶に残る映像です。
ウォン・カーウァイらしいオシャレな映像ではありましたが、後の「恋する惑星」や「花様年華」よりは映像が曇った印象でした。