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名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)のよーだ育休中のレビュー・感想・評価

3.5
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ー 見た目はあちゃん!頭脳はよーだ!


東京・大阪・京都で翁の能面を被った和装の人物による連続殺人事件が発生。被害者は古美術品を専門にする窃盗団《源氏蛍》のメンバーである事が判明する。一方、小五郎は京都・山能寺の和尚から『八年前に薬師如来像が盗難された事件について、妙な暗号文書が届いた』と解読依頼を受ける。京都の街を舞台に、コナンと西の高校生探偵「服部 平次」が《源氏蛍》の謎を追う。


◆劇場版「名探偵コナン」第七段

今回は米花町を離れ、京の町を舞台にコナン達が活躍。映画を観ながらコナンと平次と一緒にはんなり(...ではない!)京都めぐりをしているかのような、何とも言えない夏休み感がたまりません。

前作『ベイカー街の亡霊』までの作品と比べて画のタッチが変わっていました。画面が綺麗で明るくなっており、キャラクターの平成初期感が薄らいでいました。劇場版第七弾(2003年の作品)なので当然のことかもしれませんが。

京都駅、清水寺、鴨川など、背景描写も従来作品の中で一番写実的であり、作品への没入感が高かったです。反面、3DCGはまだまだ粗さが目立ち、時代を感じる部分はありました。緊迫感のない音楽と物理法則ガン無視のバイクアクションは少し残念。

刀剣を用いた立ち回りのシーンも、キャラクターの重心がブレブレで、昨今のハイクオリティなアニメ作品に慣れてしまっているとどうしても違和感を感じてしまいます。当時のチャレジングな取り組みが今のアニメ技術に繋がっているのだとは思いますが。


◆まるたけえびすに おしおいけ〜♪

西の高校生探偵「服部 平次」は、劇場版第三作目にあたる『世紀末の魔術師』でも「大阪パート」で登場していました。今作は劇場版作品で初めて平次にフィーチャーされた作品。最初から最後まで関西弁の兄ちゃんが(やたらアンニュイな表情を浮かべながら)活躍します。

彼の幼馴染である「遠山 和葉」も勿論登場して、二人の恋愛模様も描かれていました。アニメや原作漫画をすっとばして劇場版シリーズだけを追いかけていても、きちんと登場人物の相関関係が理解できる仕様となっているのは有難いことです。

いくら着付けとお化粧でおめかししていたとはいえ、幼馴染の事がわからなかった平次はどうかと思うんです。が、それ以上に「俺の初恋の相手(かもしれない女性)が犯人なわけないやろ!」的な発言は、高校生探偵として由々しきものではないかと。平ちゃんも若いってこっちゃなぁ。


◆テメー!和葉に手ぇ出してないやろな!

原作漫画を多少かじっているので、黒の組織に飲まされた《APTX4869》によって児童化してしまった新一が、中国酒《白乾児》を呑んだことで一時的に元の姿に戻れた事は知っています。そういえば、白乾児を持ってきたのは平次でしたね!平次にフィーチャーした劇場版作品で「これ」を取り入れるのは嬉しい驚きでした!

エセ関西弁をここまで上手く表現出来るベジータ様、流石です。


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あちゃんとアニメを見よう企画 第二弾!

あんまりコナンのキャラクターをよく知らないんだけど、勝手に林原ボイスの哀ちゃんを推していました。が、ポニテで関西弁のみやむー(和葉)可愛くないですか?