日本の古代の首都であった京都が舞台になっており、京都の偉大なお寺や通りの名前がまつわった謎を中心にアニメが展開される。描写された京都の街並みや雰囲気、そしてストーリーの流れは全て劇場版にうまく組み込まれ、鑑賞する時間があっという間に経ってしまった。
今回の事件の調査と展開の面白さとコナンくんと服部くんの推理の鋭さはともかく、特に気に入った点は、京都の通りを覚えるための歌や京都のガイドブック的な要素だ。京都の通りの意味を知らなかった自分にとって興味深い気づきが得られ、京都の名所が数々現れてきて、また京都に行きたい気持ちが湧いてきた。今後の劇場場で日本の各都道府県と各県庁所在地などを絡めたストーリーの劇場版を制作してほしいと思った。
余談として、数年前にアニメを見ていたときは、小五郎さんの無謀で子供じみた行動に毎回呆れていたけれども、今回見ていたときは、そういったことは全くなく、むしろ京都のおじさんたちとお酒を交わしている姿や芸者さんとはしゃいでいる姿を見て、逆に朗笑してしまった。
