上海十月

みかへりの塔の上海十月のレビュー・感想・評価

みかへりの塔(1941年製作の映画)
2.5
いわゆる問題児(いろんな意味で)を収容する自足自給の学園の話。一種共同体のような生活の中で自立更生を目指す。教育的な映画ではあるのだが、子供の悲哀が印象的な作品。川で泳ぐシーンなど郷愁を呼び起こすシーンが上手い。この辺が叙情的な蒲田調でしょうか。最後の方は、「箱根風雲録」のように水を引く工事を子供たちが一致協力して行う。前半とガッラと印象が変わってしまった。検閲の関係だろうか、当時の時局を感じる映画でした。
上海十月

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