いつでもなく、どこでもない…ところに心地よく取り残されるような映画だ。
年代は1960年と知らされるのだけれど、薄い翡翠の膜を透かしたような映像は過去でも未来でもあるようで、「いつか」を特定する感…
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皆が抱える孤独や欠乏感が、青みがかったメタリックな質感の映像と重く降り注ぐ雨によって増幅され、鈍く疼く。最後の唐突なシーンは、元々この映画が二部構成だった時の構想の名残ということで、結果的にはオミッ…
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アートスクールの曲タイトルの元ネタにもなってる本作。ウォン・カーウァイは『恋する惑星』も『天使の涙』もそうだけど、カラフルな方がいいなと思った。やっぱ色が鮮やかな方がよくない??暴力シーンは香港ノワ…
>>続きを読む「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない」
湿度100%、6月にピッタリな映画
ウォン・カーウァイ作品の登場人物って少年のような無邪気な人が多い気がする、それでいて素直じ…
あの1分間を私も忘れられなくて、多分2人のシーンってそんなに無かったんじゃないかと思うけど、ずっと物語の核として心に残ってるのがすごいなぁ
マギー・チャンは大人で美しい女性なイメージあったけど、こっ…
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