GaPTooth

地獄から来たプロガンマンのGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

地獄から来たプロガンマン(1966年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

Meraviglioso(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
マカロニウエスタンの醍醐味がギュッとつまっていて面白かった。
ただプロガンマンというタイトルの割には主要なシーンでは殴り合いが多く、ラストは揉み合いの末(偶然に)ナイフでグサリッという...

留守中、山賊に妻を殺され息子ジェリーをさらわれたジョニー・アシュレーが妻の仇討ち&息子を探して荒野を彷徨う。
数年後、息子ジェリーは山賊のボスを父親として立派な人殺しのクズに成長。
山賊らが銀行強盗に来たウィッシュビルに居合わせたジョニーは山賊のボスを撲殺。
山賊のボスの嫁が保安官事務所にジョニーを訪ね「ジェリーはさらってきた子だ」と打ち明け、ジョニーはジェリーこそ我が子だと知るに至る。
一方、父親を殺されたと知らされたジェリーはジョニーが本当の父親だとは知らず、父親の仇として決闘を申し出る。そして雨の中で...

雨の中でのクライマックスと皮肉な結末が秀逸( ノ^ω^)ノ

冒頭に『聖書』の言葉が引用されているんだけど、引用元は単に『ソロモン』と書いてある。
ソロモンについて、列王第一4章32節には「ソロモンは三千の箴言を語り、彼の歌は千五首もあった」って書いてあるように、聖書筆者としてのソロモンは詩編の一部、箴言の書、伝道の書(コーヘレトの言葉)、ソロモンの歌と幾つも書いてる。それに加えてソロモンについての逸話なら、あのイエスですら触れているほどたくさんある。
なので本作で引用されている言葉が『聖書』のどの書かの特定は難しいけど、おそらく「箴言」か「コーヘレト」だろうし、ソロモンの逸話だと「歴代第二3章10節」の意訳っぽい。
が!この引用されている『聖書』の言葉とストーリーとは何の関連も無い(笑)

タイトルの「7DOLLARI SUL ROSSO」は直訳すれば"赤の上の7ドル"。
ジョニーの殺された妻のはいていた赤いスカートの上に"代金"として置かれていた7ドルのことか。

音楽:フランチェスコ・デ・マージ
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