あーさん

忌野清志郎 ナニワサリバンショー 〜感度サイコー!!!〜のあーさんのレビュー・感想・評価

4.0
FM大阪主催で大阪城ホールにて開催された忌野清志郎のナニワサリバンショー 〜感度サイコー!!!2001、2004、2006年を編集したもの。ナニワサリバンショーのナニワはエド(江戸)サリバンをもじって。笑

これは映画なんだろうか??

忌野清志郎と一緒にゲスト出演するミュージシャン達が、曲と曲の間にちょこっと清志郎とのなれそめ?を語ったり寸劇したり。。
ライブをラジオで中継するという構成。2011年に映像化。

ゲストミュージシャンが豪華!
布袋寅泰、山崎まさよし、CHARA、矢野顕子、斉藤和義、中村獅童、坂本冬美・細野晴臣(HIS)、ゆず、ハナレグミ、トータス松本、憂歌団の木村充揮・内田勘太郎、宮藤官九郎、石田長生他
そして盟友仲井戸麗市!CHABO!

歌わないけど竹中直人、清水ミチコ、松たか子…

好きじゃないミュージシャン、いないんですけど⁈皆、若いし!
そして寛平ちゃんがなぜか走っていて最後に…。

曲はスローバラード、Oh!Baby、キモちE、すべてはALRIGHT、上を向いて歩こう、トランジスタラジオ、君は僕を知っている、ひとつだけ、雨上がりの夜空に(アメママン!)他大好きなナンバー。
どちらかというと清志郎節は抑えめでゲストボーカルが気持ちよさそうに歌っているのが印象的。

うれしすぎて、全編泣きながらの鑑賞。。

早いものでこの5月で清志郎がこの世を去ってから7年経つ。2人の祖母と同時期に亡くなったから2009年はきつかったなぁ…。3日間くらい泣き続けて、涙も枯れて…。今でもやっぱり5月になると悲しい気持ちになるよ。。

清志郎と出会ったのは中学1年の時。親に無理やりさせられた中学受験に落ちて、ずっと良い子でいたことがバカらしくなって、何もしたくなくなってた。心がカサカサになりそうだった。
そんな時、同じクラスの男子が聴いてたRCサクセション。普段口にできない言葉も歌の力を借りて叫んだ。
また行かされることになった進学塾の友達のみほちゃんから教えてもらってハマった清志郎と坂本龍一の”い・け・な・いルージュマジック”。なんてカッコ良いんだ!
常識なんて、良い子なんて、学歴なんてクソくらえだ!って思った。青かったね〜反抗期突入。笑

でも清志郎からは生きていく上で一番大事なことを教えてもらった。ファンだと言いつつ、ライブには行ったことなかったから映像とかCDからだけど。。
おとなしい性格だったから周りには言わないで隠れファンだったんだけど。。

”愛し合ってるかい?”っていつも
聞いてくれたよね。

孤独な心を癒してくれて、やさぐれないよう、人とつながってたら大丈夫って自分がそうだった清志郎が教えてくれたから、私は辛くても何とか踏ん張れた。。
きっと人より惚れっぽかったけど、良い人しか好きにならなかったから、横道に逸れないでちゃんとここまで来れたよ。でも、深夜に清志郎みたくラジオばっかり聴いてたから背が伸びなかった… 笑

今も男女問わず人が好きで信じていられてるのも、きっとあなたのお陰だね。ありがとう、清志郎!

愛してます!!!

空の上から、見ててね!


(個人的な清志郎愛により、スコア高め↑編集は正直イマイチ、映像もあまり綺麗ではないけれど、他では観られないコラボ多し、邦楽好きは必見!)

*2006年の映像は咽頭癌がわかる直前なので声のコンディションは良くない。この頃からもう体は良くなかったのかな…と今だから思う。でもファンとしては清志郎が見れただけで…満足!!
あーさん

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