おかか

夜のピクニックのおかかのレビュー・感想・評価

夜のピクニック(2006年製作の映画)
3.5
2022-18
再鑑賞、原作既読。
原作の細かな機微がどうしても映像作品になると、うまく可視化されていない気がしたので、そこがマイナス要因。
しかし、歩行祭という最大のイベントに挑む高校生たちの中の青春が、良い意味で「普通」に描かれていて、充分に楽しめた。80km、休憩も含めて夜通し歩く鬼のようなイベント、歩行祭。今のご時世なら、到底色々な意味で、開催不可能そうなイベントで、そう言った面からも新鮮。
個人的には、柄本佑がロックンロールに生き、キューピッドになるシーンがめちゃくちゃ好き。
シーンは、大体ひたすら歩いてるか、たまに休憩してるかのどちらかがほとんどで、会話に耳をすませるような映画。単調ではあるけど、その耳をすませて作品を観るかたちが、心地良く感じた。
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