長澤監督の前作、『青空のゆくえ』が好きで、あのまったり感を味わいたいという理由で劇場鑑賞。
『青空のゆくえ』に出ていた多部未華子と西原亜希が出ているというのも観た理由の一つ。
そういう意味では理想的なまったり感を醸し出す映画だとは思うが、地味な映画ではあるので観客は選ぶと思う。
個人的には学園物と言うと、右を見ても左を見ても美男美女ばかりという作品が多い中でこの作品はわりとリアルな学生の雰囲気を出せるキャストが集められたことだろう。
もちろんアイドルルックスの子たちばかりを集めれば、集客にはなるだろう。
もちろんボランティアではないから興行収入は大事だろう。
しかしそれ以上に原作の雰囲気を壊さないキャストを選んでくれたことは嬉しいかぎり。
派手さはないかもしれない。
さほど注目ポイントがあるわけでもない。
なんなら決してテンポがいいわけでもない。
それでもたまに見直したくなる作品。
