京橋フィルムセンターで鑑賞。(「日本の初期カラー映画」特集上映)
なかなか楽しい映画で、観終わって心が晴れ晴れする佳作であった。
カラー映画で観る若尾文子(若い!)、美しい!
「未ソフト化作品」というのが惜しい!!
物語は、両親に死に別れ、妹のために学校をやめて裁縫業を営む玲子(若尾文子)だったが、実母(三宅邦子)の出現、実母に追いかけられたところを玲子は車と接触事故、その事故で縫い物に必要な玲子の右手が不自由になり、妹を学校卒業させるために大阪でダンス習ってモデルの仕事をして……というテンポ良い心地よい物語展開が嬉しい。
気楽に観ていられる。
日光ロケで東照宮前や華厳の滝での若尾文子の美しさ、大阪の街並みの俯瞰から若尾文子がレオタードでダンスするサービスショットなどが嬉しい。
「育ての親への恩を大切にする姉妹」には感動すらおぼえた。
なかなかの佳作であった。