BouzuMiura

デルタ・フォース2のBouzuMiuraのレビュー・感想・評価

デルタ・フォース2(1990年製作の映画)
3.0
イスラムテロとデルタフォースの決して終わらない戦いの諸行無常を描いた一作目と比べると、敵役が南米の麻薬王になったことで「80年代アクション映画あるある」の雛形みたいな映画になってしまった。「スカーフェイス」とか「800万の死に様」とか「ダブルボーダー」とかあのへんっすよ。安いっちゃ安いけど、全部名作。サブテキストが多い分わかりやすく面白くもなってる。
前作ではひらすら無言でバイクのミサイルボタンをポチポチ押すだけだったスコット・マッコイ少佐が今作では大佐に昇格。敵を殺る時にちゃんと捨て台詞を吐いたりする成長を見せる。
前作のあとに亡くなったリー・マービンに代わっての上官役が、軍人役を見た記憶がないジョン・P・ライアン。同じキャノンフィルムズ制作「暴走機関車」での超極悪刑務所長役が強烈過ぎてこの映画でもいつ裏切るかとハラハラしてしまった。ちょっとミスキャストかと思ったけど、敵国要人の指示を無視して麻薬組織の施設をヘラヘラ笑いながらヘリで爆撃して大佐を援護。かっこいい。
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