まみた

ミツコ感覚のまみたのレビュー・感想・評価

ミツコ感覚(2011年製作の映画)
4.0
父の不倫が原因で母は自殺。
現在は不倫相手と再婚し、新しい生活をはじめている父の素行に
たくさん傷つき、トラウマを抱えながら生きるとある姉妹に起こる恋愛劇を描いています。


と言いたいのだけど
とにかくホラーでシリアスで火曜サスペンス的で
登場人物全員変態。

開始から1分でドン引にはじまり、ドン引きにおわる。

共感ゼロ。涙なし。笑いなし。

いや、第三者の立場としてこの顛末を眺めている側としては笑いで消化できる部分はあるかもしれない。

偶然を装って、姉妹の生活のあらゆるシーンに現れるストーカー的な三浦の存在は狂気的で恐怖さえ感じる。
今日、夢に出てきそう。

カメラワーク全てが三浦目線なんじゃないかと錯覚するくらい。

だけど、話の展開が姉の恋愛火曜サスペンスにフォーカスが当たっていったとき、
気づけば三浦の出番が減ってて、
三浦が現れなくて寂しいっていう感情を自分が持ちはじめてて自分で自分に驚いた。

登場人物すべての言動、行動が全部ズレてるから
ズレてる世界で話はなりたっているし
だからどんな展開になっていくのかが全然想像できなかった。

簡単に言えば、ヤバイの一言にすぎなくて
抽象的なことしか表現できないのが悔しい。

見終わったあと、また見たいと思ってしまう中毒性も怖い。
まみた

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