初鑑賞です。
『序』『破』を観た上での鑑賞です。
本作ですが、良かったです。
苦い物語でした。
①良かったところ
・冒頭からアクション
勢いがありました。
アスカさんの復帰が嬉しかったです。
『破』での惨劇がつらかったので、活躍にわくわくしました。
一方、何と戦っているのか、何のために戦っているのかが直ぐには分かりませんでした。
気持ちが盛り上がりきらなかったです。
・どんどん追い込まれていくシンジくん
ミサトさんをはじめ、変わってしまった世界。
サード・インパクトの原因となってしまったという事実。
綾波さんを救えていたかと思えば、救えていなかったという悲しみ。
ボロボロになって当然だなと思いました。
だからこそ、渚くんとの交流が良かったです。
・渚くんとシンジくん
ピアノを通した交流が微笑ましかったです。
シンジくんの上達が早くて驚きましたが、連弾が心地よかったので、あまり気にならなかったです。
渚くんのシンジくんとの距離が近くて、少しドキドキしました。
2人が交流した上でのダブル・エントリーにワクワクしました。
このままシンジくんが立ち直るのかなと淡い期待をしつつ、そんな甘い展開はないかと覚悟していたところ、最終的に渚くんが……
苦しかったです。
・シンジくんのお母さん
詳しいところは分かりませんでしたが、やはりお母さんが重要な存在なのだなと。
シンジくんが初号機と相性が良いことに納得がいきましたし、母の愛を感じました。
一方、ゲンドウさんの執着には不気味さを覚えました。
・明るかったミサトさんが恋しい
人が変わってしまってショックでした。
以前は明るい振る舞いが描かれていた分、心を閉ざしてしまった姿が悲しかったです。
②少し気になったところ
序盤でシンジくんが周囲に質問しまくるのですが、詳しく答えてくれる人がいませんでした。
コミュニケーション不足過ぎると言いますか、不自然に感じました。
少しずつ種明かしをするために温存されているように感じました。
シンジくんがサード・インパクトを引き起こしたとはいえ、皆さん冷た過ぎるのではと。
ミサトさんは『破』の終盤でシンジくんを応援していたのに……
序盤のシンジくんは聞く耳をもっていましたし、周囲の冷たい反応はシンジくんの反感を買っただけに見えました。
③よく分からないところは気にならなかったです
よく分からないところもありました。
槍を抜けば何とかなるとシンジくんは確信していましたが、私には謎でした。
ただ、シンジくんもよく分かっていないようだったので、理解できなくても気にならなかったです。
「よく分からないけれど、大変なことになっている」という感覚は、シンジくんと同じなのかなと。
④まとめ
楽しめました。
苦い作品でした。
観て良かったです🙇