公開時劇場鑑賞以来2回目。1回目見たときは「またかよ！」という怒りで冷静になれなかった。エヴァらしさを保ちながら刷新し、魅力だけが凝縮された新シリーズに感動していた、いや勝手に期待していて、また繰り返すのかとガッカリ。もういいやと匙を投げエヴァを卒業し、新作が話題になっても見に行かなかった。
期待と思い込みはよくないね。反省した。勝手に怒り、ガッカリしたのは、見たかったものじゃなかったという理由だったと気づいた。自分じゃ理解できないことを自覚できず、斬新なものを受け止める器がなかったことを脇に押しやり非難していただけだった。全く期待せず完全にフラットな状態で見たら面白かった。予定調和よりも断然いいと思えるくらい。理解しきれないことは変わらないけど、ミステリアスなだけで筋はしっかりしている。旧劇やテレビシリーズと同等に扱って申し訳ない気持ちすら湧いた。
ただ、ここから次作まで9年空くってのはさすがに酷い笑。今ならすぐにでも続きを見ることができるわけだけど、当時はここでストップだったわけで、当時から評価して待っていられた人たちは凄いと思う。
見るときの気持ちの構えって大事だなと、エヴァ新劇を見直してひしひしと感じた。シン・エヴァ見るの楽しみだな。
【1回目】2011/11/22劇場
