ーcoyolyー

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qのーcoyolyーのレビュー・感想・評価

4.2
アスカが「女に手をあげるなんてサイテー」って言える、それだけでいいんだ。もう充分なんだ。昔のアスカだったら絶対そんなこと言えなかったんだ、アスカも私も歳を取って成長したな良かったなって涙ぐんでしまうんだ。それでいいんだ。美味しいところ持ってくようで貧乏くじ引きっぱなしでそれでも面倒見がよくて努力家で密かに我慢し続けるアスカがそう言えるようになった、この成長を喜びたいんだ。お前ら本当アスカに甘えすぎなんだよ!せめて甘えてることくらい自覚しろよ!アスカ面倒見がいいからちゃんとそう言ってやってるんだぞ!いなくなってからじゃ遅えんだからな!ここまで面倒見がいいアスカが見限ったら本当にもうダメなんだからなお前は。

真希波が「姫」呼ばわりしてアスカのそういう面気付いてるのは少し救われますよね。真希波ってきっと庵野秀明の理想なんでしょうね。「理想の女の子」じゃなくて「こうでありたかった自分」が投影されてるよね、あのオタ喋りとか。性別変えてるからわかりにくいけど、微妙にアスカの扱いへの贖罪意識も窺える。
ーcoyolyー

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