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マザー・テレサのcookieのネタバレレビュー・内容・結末

マザー・テレサ(2003年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

主演はオリビア・ハッセー。
美しいジュリエット役や、かつてのカネボウ化粧品のテレビCM、日本の芸能人との結婚・離婚のイメージが強いが、彼女の演技をちゃんと見るのは初めて。
当時52歳の彼女が36歳から87歳までのマザー・テレサを演じており、身体のこなしや特殊メイクで自然に時を刻んでみせている。

建築許可が下りていないのに進めてしまうような凡ミスには、他の誰かが気付いてあげられなかったのかとガッカリしてしまうし、あらぬ嫌疑をかけられてしまうような場面もあるが、計画がうまく進まなくても、それはまだ早いという神のご意思からなのだと、焦らず信念を貫く姿に胸を打たれる。

そんな強い彼女にも苦悩があった。
「心の底から笑うことはできません。」
優しい顔立ちなので気付かなかったが、思い返してみると笑顔の印象がない。

●The most terrible poverty is loneliness and the feeling of being unloved.
最もひどい貧困とは、孤独であり、愛されていないという感情なのです。

●I’m a little pencil in the hand of a writing God, who is sending a love letter to the world.
私は神の手にある小さな鉛筆に過ぎません。神ご自身が世界へ愛の手紙を書かれるのです。

分かっているようで実はあまり知らなかったマザー・テレサの生き方を、改めて知ることができた。
そこには、見直して書き出したいくらいたくさんの金言が詰まっていて、心に沁みた✨
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