お涙頂戴ではない駆け足のマザー半生再現録
賛美一辺倒なのは嫌だなぁと視聴をためらっていたが、所属教会との軋轢から始まり、マザーに不可避的に付きまとうことになった様々な困難、無理解、各種疑惑なども適宜織り込まれていたため非常にバランスが取れていたという印象。
組織化は特に忌み嫌っていたようで、それに付随する硬直化、官僚化、「組織存続のための本質的ではない金の使われ方」など分かりきっていたのであろう。
結局ラストの方でマザー自身が組織解体を宣言し初心に帰る決断をしたようだが、それらは視聴後に総合的に調べてみたい。
マザーテレサに関しては名前のみで実態をほとんど知らぬも同然だったので、本作品は彼女を知るための良いとっかかりになってくれたことに感謝。
総評四つ星
オリビア・ハッセーさんと言えば布施明さんとの結婚が思い出されるが、子供ながらに凄いなぁとか感じていたもの。(←何が凄かったんだろう?笑)
映画の記憶としては「復活の日」くらい。
本作のマザー役は全く違和感のない説得力に満ちていたと思います。
002007