shibamike

ロックンロール・ハイスクールのshibamikeのレビュー・感想・評価

3.5
「愛という字は書けないが
恋の仕方は知ってるわ」
ロックンロール・ハイスクール:ロマーンズ


ラモーンズのライブシーンが普通に贅沢で感動した。一曲一曲フル完奏!

ガーエーのストーリーは、とある高校にウルトラ厳しい堅物女校長がやってくるのだけど、生徒達はラモーンズのロックンロールで対抗する、みたいな頭空っぽで勢いドーン!という感じ。

ラモーンズが出ていないシーンに関しては、退屈という言葉では間に合わないくらい自分には苦痛的につまらなかった。ギャグの外れっぷりもトホホという感じ。
しかしこと流れる劇中歌に関しては、ラモーンズ以外も最強にイカシたロケンローが垂れ流し状態で、ストーリーの貧弱さがただただ嘆かわしかった。
そんな救いがあるのかないのかよくわからないこのガーエーに珍妙なラモーンズがのっそりのっそり出演しているのだからいよいよオカシイ。
愛すべき我らがラモーン達は演技がポンコツ過ぎたのか台詞はほぼなかったけど、ひとたびステージで大暴れさせるとやっぱり世界一であった。

自分も高校生の時、根暗に一人ひっそりとラモーンズを聴くのではなく、校内放送で「シーナはパンクロッカー」とか流す陽気さや主張の強さがあったらなぁと、主人公のパンク少女リフを見ながら思った。


シネマート新宿で本作を鑑賞したのだけれど、「ラモーンズTシャツ割引」というキャンペーン中で、ラモーンズTシャツを着て行けば切符代が1,800円から1,400円に値引きしてもらえるのであった!
自分も早速ラモーンズTシャツを引っ張り出して着て行ったけど、確かに値引きしてもらえた。今まで生きてきてラモーンズを好きで実益に恵まれた試しなんてなかったけど、今回ついに400円の実益を得るに至り、20年間ラモーンズを好きで良かったと思った(20年で400円…南無三っ!)。


ロックンロール・ハイスクールと聞くと、最狂に凶暴なギャルバン「ロマーンズ」を思い出す。ライブ見たことないけれど、本当に気合いの入ったバンドだと思った。


ラモ三毛 ハイスクールの一句
「勉強も した方が良いよ 高校生」
(季語:勉強→嫌い→冬)
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