こしあん

地獄の門のこしあんのレビュー・感想・評価

地獄の門(1980年製作の映画)
4.5
ルチオ・フルチ、イカれてんなぁ🤣 やりたいことをこれでもかと詰め込みまくった【フルチ玉手箱】
こういうの大好きよ✨

ストーリーなんてあってないようなもんなんだけど、とにかく映像で楽しませてくれる過剰すぎるサービス精神。こんなん、なんぼあってもいいですからね。

神父の自殺により地獄の門の扉が開き、聖なる日までにそれを閉じないと、世界は悪霊に支配されてしまう……というお話。
この悪霊というのが、ゾンビと幽霊の掛け合わせ的なトリッキーな存在のため、なかなか油断ならない。
神父の幽霊がちょいちょい出てきて、目で殺しにかかってくるところも好き。
終盤のお化け屋敷みたいな畳み掛けもワクワクしました。

口から内臓どばどば〜
後頭部鷲掴みグシャ!脳味噌でろでろ〜
電動ドリルで頭ぐりぐり〜

顔をしかめながらも笑っちゃう映像の連続

最もインパクトがあったのが、突然すごい勢いで窓が開いて、ブワッと吹いてくる大量のウジ虫の吹雪😱
よくこんなの思いつくね。しかも、本物らしいですよ😵 役者さんたち、エラすぎる。
でも遠目だと本当に吹雪みたいで芸術的なのよ。映画史上に残る伝説シーンのひとつだわ。

音楽も80年代ぽくてすごくいい。

ラストシーンが最高に意味不明だったけど調べたところ、監督が何か物足りないからって付け加えただけだそうで。
なーんそれ!
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