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地獄の門のmareのレビュー・感想・評価

地獄の門(1980年製作の映画)
3.5
神父の首吊りから起きる街の怪奇、死者が理由なく蘇る不条理に、キモすぎるグロテスクの応酬でサンゲリアに続きかなり刺激的な一本。ストーリーなんかよりも絵面のインパクトの強さは人によってはトラウマ級で忘れられない。血の涙、口から臓器が流出しながらの死亡シーン、頭を鷲掴みからの脳ごともぎ取るシーン、繰り返される死に方大喜利はお見事。窓から大量になだれ込む蛆虫の大群、演技なのかマジなのかは知らないがそのシーンで吐いてしまう女性がアップになるのはさすがに笑ってしまった。ルチオ・フルチがどこまでもキモくしようとした努力の痕跡が見えるのがアツい。メイクとか描写の一つ一つが徹底されていてゴア好きな人は歓喜すると思う。
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