ねこ無双

地獄の門のねこ無双のレビュー・感想・評価

地獄の門(1980年製作の映画)
3.8
フルチ監督の地獄の門三部作のひとつ。この後『ビヨンド』『墓地裏の家』と続く。
再びの鑑賞でした。

神父が謎の首吊り自殺をして以来、
異変が起きるダンウィッチの町。
相次ぐ恐怖による死者。
行方不明になる者。
神父の幻覚を見ると死が追いかけてくる。
霊能力者メアリーは地獄の門が開くのを食い止めるため、記者と共にダンウィッチへ旅立つ。

これを観ると白子とイカの塩辛がしばらく食べられなくなってしまうだろう。
目から流血、口からはらわたがところてんみたいにずるずる出てくる。
頭皮掴まれたら剥けてぱっかーん。これは何度か繰り返され…頭皮鷲掴みにされると、あっ白子!と思わずにはいられない。
頭蓋骨ドリルきゅいーんは流石に頭抱えた(先端恐怖症なので)。
残酷描写がピカイチ。
虫たちも大活躍。
みみず?ごかい?がみちみちを顔に塗りたくられる。そしてうじ虫旋風にうじ虫カーペット。

序盤は怪奇な現象のつるべうちでストーリーが全く入ってきませんでしたが…霊能力者がダンウィッチへ向かってから動き始めます。

ダンウィッチと聞くと思い出すのがクトゥルフ神話。
これは異形の者っていうよりは顔どろどろのゾンビでした。
ラストはえっ…という感じで、ビヨンド、墓地裏の家よりは控えめな感じ。

出演者の中では、まだ『アクエリアス』を撮る前のミケーレ・ソアヴィ監督がダンウィッチに住む若者役で出ていて、思いがけずの濃厚キスシーンと頭の白子も見せてくれます。

🐾
今回のねこちゃん登場シーン。

長毛種のグレー(サイベリアン?違うかな?なんだろう…)。
お姉さんに撫で撫でされてめちゃめちゃ機嫌良さそう…なところに謎の気配を感じたのか、殺気立つねこちゃん。