Jeffrey

地獄の門のJeffreyのレビュー・感想・評価

地獄の門(1980年製作の映画)
3.0
‪「地獄の門」‬

‪冒頭、地図にも載らない町ダンウィッチ。
瓏々な墓場。ニューヨークのとある一室。叫び、首吊り、予言の書、冒瀆行為、戒律、神父の自殺。今、奇妙な出来事が町を襲い掛かる…
本作はフルチのサンゲリアに続いて発表したゾンビ映画で、かなりグロテスクな描写が有り、過激な映画だ。あのすぐに膨らむダッチワイフみたいな品性下劣な人形はインパクトある。それと目から血を流し、口から内臓や腸みたいなのが垂れ流しで出てくるシーンなど気色悪いの一言。そのまま頭を手で掴み脳みそを剥ぎ取るシーンなども強烈極まる。頭押さえつけて電動ドリルで貫通させるシーンもエグい。それに顔面ただれて傷だらけの女の描写も凄い。後はなんといったってあの大量のウジ虫は気色悪すぎるにもほどがある…あの画を作るのにどれほど努力したのか。真っ白い天井から赤い血が垂れている演出も素晴らしく、終始外出時の突風演出も雰囲気がある。ラストの火だるまになる演出や画面が割れる試みも非常にユーモアがあって面白い。‬ ‪さて、物語は町で奇妙な事件が起き始めた。神父の自殺により、キリスト教の戒律違反にあたり、神への冒瀆行為になる。町では地獄の門が開かれ始めようとしている。万聖節の夜までに門を閉じなければ、悪霊が世界に蔓延り、人類は死滅してしまう…と言う話で、フルチの力作の1本だ。‬
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