ボサノヴァ

地獄の門のボサノヴァのレビュー・感想・評価

地獄の門(1980年製作の映画)
3.0
ゾンビといえば、動きが緩慢で思考能力のない傀儡的な印象が強いですが、本作では「この世に恨みを持った神父が自殺して蘇った」ものなので、とにかく殺意がすごい。全力で人間を殺しにきます。

神父ゾンビは、ワープしたり、念力を使って相手の腸を口から出したり(おえー)、大量のウジ虫をぶつけてきたりと、トリッキー&性格の悪い攻撃を、何の説明もないまま、さも当たり前のように繰り出してきます。生前に何があったかは一切語られませんが、人類に対する恨みが強すぎです。

そして、次々と蘇らせた死者たちを使い、主人公たちを絶体絶命のピンチに陥れますが、神父ゾンビが前に出過ぎて反撃をくらい、あえなく焼死。せっかくのゾンビ軍団も、ボス連動型で全滅という間抜けな結末でした。うーん。この辺はほとんど覚えてなかったなあ。

語り草となっているラストシーンは、今見直しても全く意味がわからず。きっと、フルチ自身にも何があったのか分かっていなかったでしょう。
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