松岡茉優

顔の松岡茉優のレビュー・感想・評価

(1960年製作の映画)
4.4
クソ面白い。大映らしいドライな「気持ち悪さ」がほんと最高だし、60過ぎても性欲の強いジジイが出てくるだけでも面白い。この頃から何も変わっていないと思うと虚しくなる。
後半の池部良が可哀想で仕方ない。かつて愛した女性(京マチ子)に父親の影がチラつくのが辛過ぎて…。しかも無意識に父親の話を出されたり、比較されるのがキモ過ぎる。全ては性欲の強い父親のせいと思うとやり切れなくなる。このエロ親父を演じた柳永二郎素晴らしかった。そして、ゴルフは下手すればセクハラが横行することがよくわかる。
個人的には、江波杏子が京マチ子にパンチの効いたセリフを言うためだけに女学生役で登場するのが最高!久々に『悲愁物語』観たくなった。
松岡茉優

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