たっち

11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たちのたっちのレビュー・感想・評価

2.5
なぜこの映画に辿り着いたかというと、当時のワカモノが多数参加した民間防衛組織を三島由紀夫が率いたのだが、三島由紀夫は、その理想高く活動しながら、時に後先を考えず行動する彼らの声をよく聞いていたらしい。個人的には左か右かという対立概念を抜きにして、そんなワカモノの心に傾聴を試みた三島由紀夫の生き方について知りたくなったから。自決したのは教科書の中で知った歴史的事実だったが、三島由紀夫が感じていたという戦後日本の大虚無とその中に生きるワカモノとはというところを深く知りたくなった。この2時間くらいの映画ではなかなか全てを分かった気には到底なれなかったが、ある種ドキュメンタリー映画のような位置づけで見てみた。
今まであまり触れてこなかった三島文学を最近読むようになった。
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