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ローズマリーのhideharuのレビュー・感想・評価

ローズマリー(1981年製作の映画)
3.0
2018.10.23 アメリカ版ブルーレイで再見。
日本劇場公開時には映画館で鑑賞もしています。

この映画は確か出来上がってからしばらくの間お蔵入りというか買い手がつかず米国で公開された頃にはスラッシャー映画ブームも下火になっていた。当然、日本で公開された時にも話題にならず映画館はガラガラでした。
記憶では評価もかなり悪く、マンネリ的なことが言われていましたような。
それが2000年代になると何故かこの映画を評価する人が増えてきて不思議に思った。

展開は本当にマンネリと言われても仕方ないくらいスラッシャー映画の基本といった感じです。ただヒロインは多分大学生と思われるが全然可愛くない上にオッさんの警察官と付き合っているとかいう設定萎える設定。
まだ第二次世界大戦を引きずっているのが時代を感じさせるよなぁ。せめてベトナム戦争だろうと思う。今なら湾岸戦争か?

とにかくこの映画の見所はトムサビーニによる血みどろメークアップだろう。予算の関係でお金を掛けられなかったというのが信じられないくらい素晴らしいです。公開当時はまだレンタルビデオでしたがアメリカのホラー映画雑誌「ファンゴリア」のビデオマガジンなんてのもあって、それでトムサビーニの特集(確か第2巻)がされて「ローズマリー」の舞台裏も紹介されていましたが、現在はブルーレイやDVDに特典映像として収録されています。

あと日本公開の際は原題がRosemary's Killerとして紹介されていますがイギリスもDVDはRosemary's〜で発売されて事を考えるとアメリカ以外ではRosemary's〜のタイトルで公開されたのではないかと思います。

展開はイマイチなのですがトムサビーニの仕事に対してスコアを付けました。
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