高梨の「行きたくないって言ってるでしょ!」、あるいはラストもそうだが、激高する声はオフで処理される。
映像はクールなメディア、ラジオはホットなメディアとマクルーハンも書いていたっけ。
袋小路にある…
このレビューはネタバレを含みます
キアロスタミお得意の車越しの人だかりや街のネオンの美しい描写はここでも顕在 これを日本の新宿や渋谷で観れるなんて しかも彼の遺作でやってくれるなんて… それだけでも満足
彼の映画はどれも劇的なこと…
猥雑と他人行儀が同居する奇異な街、新宿/渋谷で繰り広げられる、幾つかの嘘でコーティングされたぎこちない会話は、決して互いに交わることがない(アキコがベッドから出ないように、タカシがランチの誘いを断る…
>>続きを読む加瀬亮の衝動に悶る
亡き妻の姿を重ねる先生、色々とうまくいかない女子大生、煩わしい隣人。それぞれの巧みさや悩みを吹き飛ばす加瀬亮。衝動!衝動!極私的憤怒が駆け抜けてすべてを飲み込む。割られた窓ガラ…
しんど。笑笑 ってなったけど、凄い。車走らせてるだけなのに引き込まれる1時間強。細部を見ると本当に面白い、鳴り止まない電話とか、煉瓦造りの向こうの木の家とか、郷土料理を喜ぶと思ってる感じとか。最後の…
>>続きを読む論理的には説明できないけどオールタイムベスト級に大好きな映画。
冒頭のバーのシーンから車内の会話劇の部分まで上品なキアロスタミ節全開。日常の一部を取り上げた平凡なテーマの映画だけど、だからこそ親近…