このレビューはネタバレを含みます
わー。冒頭、だいぶ下品な感じと思ったけどカメラ2ポジで成立させていて、それと対比するかのように落ち着いた元教授の部屋の、積み上げられた本やスープの話の流れ、朝に車が出発してからの写り込みのカット!に引き込まれて、隣人のシーンは映画をシャットダウンしたくなるくらいイライラして、からの一気にラスト、クレジット始まった瞬間には幸福なショックがありました。
クラクションならされるところとか、どこかスムーズにいかない、もぞもぞしてる人間をカメラが捉えていて、それはやっぱりキアロスタミの仕事でした。そして加瀬亮の中卒感、憎めないよねっていう感じでもない情緒不安定さ、アウトレイジより怖。
でもひどいのは彼女の方ですよねって加瀬さんがインタビューで仰っててその通り。冒頭からのおばあちゃんに対してのひどすぎてやめてって思うもんね
ポスターのデザインこれは違う…
キアロスタミ長編第1作からもう一周だな!