オーウェン

ライク・サムワン・イン・ラブのオーウェンのレビュー・感想・評価

2.7
ラストを見て、そういやアッバス・キアロスタミはこういう作風だと思い出した。

なぜか最近の作品はイランを抜け出し外国で撮っている。
別にそれは構わないのだが、景色は変われども己の作風は悉く変えない。

日本を舞台にしたこの作品もそうで、淡々とした日常の積み重ねを描いていき、それを破るかのように最後のあれというわけ。

でもわざわざこんな放りっぱなしのようなラストをもってくる意味はないが、「桜桃の味」で見せた掟破りほどには意地悪ではないか。
オーウェン

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