軽率

コッホ先生と僕らの革命の軽率のレビュー・感想・評価

コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)
3.8
1874年のドイツ。英語教師のコッホ先生がサッカーボールをひっさげてやってきた。スポーツもので学園もので、型破りな教師もの。ありがちな流れとはいえ、サッカーを通してフェアプレイの精神や仲間意識が育っていく少年たちがかわいい。いじめっ子と親との関係とか、いじめられっ子の家庭環境とか、まあまあ大きな差を見せつつ、子供たちがまとまっていくの、すごく好き。服従するなと教えてくれて、でもそれは無礼でもいいってことではないと、ダメなことはちゃんと叱ってくれる。コッホ先生がとてもバランスの良い"良い大人"。エンディングが(と途中でコッホ先生がやさぐれて酔っ払って歌うのも)オールドラングサインで、それもとても響く。手堅く良い作品でズルいなぁ、あっさり感動しちゃう。
どうでもいいけどボーンシュテッド君がめちゃくちゃかわいい。ていうか、少年たちみんなかわいい。もちろんコッホ先生…ダニエル・ブリュールもかわいい。
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