ワナドワ

エージェント・マロリーのワナドワのネタバレレビュー・内容・結末

エージェント・マロリー(2011年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった。
ジーナ・カラーノの踵を当てる感じの蹴り方がエグい。
説得力のあるカッチリしたショットが落ち着いて引いた画で随所にあったと思う。
助手席の男に語る回想、尾行してくる男を主人公目線でしか捉えない、親父の家での会話は盗聴、などのジーナ・カラーノの全能な様子は彼女の格闘技を何も考えずにみているこちらとしてはとても都合良いし、ありがたい。ありがとうソダーバーグ。
助手席の男への解りやすい説明が怠くなってきたところでカーチェイスを始めて、車を降りるのも気持ちが良い。
欲を言うと、『アメリカン・ハッスル』などでスルスルと回っていたクリーニングのアレを、もうちょい活かして欲しい。このジーナ・カラーノは極端に自分の身体しか信用してない気がする。そういうお話なんだけども。
壁は跳ねるが、蔦に下がると落ちる。ラストから二番目のショットではドスん、と着地。よくあるアクション映画でみる重力に打ち勝とう、という感じは全く無い。
海辺の格闘のカッティングは謎い。
ソダーバーグに出てくるチャニング・テイタムが気の毒な奴でしか無いのは何故だろう。
ジーナ・カラーノにドレスを着せて戦わせたソダーバーグ。海辺の戦闘では水着をみたかった。
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